2015年12月9日水曜日

おじいちゃんが育てた木の家に住まう。

山の木を使って家を建てるのは今回で3棟目になります。
年明けの着工を目指して設計を進めているA-house(仮名)の施主のお父様が山守りをして育てた木を使い、家を建てます。
一年前におじいちゃんとお父さんとお孫さんと一緒に木を切りに行きました。
朝早く入る森の中は、木や植物や生き物の生命力が感じられ、日常とはまた違う世界です。寒いけれど、澄んだ空気が心地良く感じます。
木を育て、その木を使って家を作るということは、いまではとても珍しい事ですが、お話を伺うと昔は普通に営まれていたことのようです。
樹種は針葉樹の杉とヒノキ。柱や梁となって家族を見守ってくれます。

木を育てた おじいちゃん とその家に住まう お孫さん。
おじいちゃんの眼差しは、既に家族を見守る柱
や梁のように感じます。
木こりさんは倒す方向を決め、切り倒します。
思わぬ方向
に倒れてしまい、亡くなる方もいるので、とても緊張する瞬間です。


トラックで運ばれ製材所へ。