2014年3月20日木曜日

雲仙観光ホテル

まだHAGができる前。
結婚して、建築を生業にしていきたいと話し合い、その夢に向かっていた頃。
毎年、年が始って1月2日とか3日に雲仙観光ホテルのラウンジで主人と二人で夢を語りあいました。見えない未来に不安と期待を抱きながら。
「美しく、長い間愛され続ける建築」を作りたいと思っていたので、雲仙観光ホテルを選び、長崎からわざわざ出かけたのです。
その時は泊まるお金も気持ち的余裕もなくただ来て話して帰るのみでした。
それから独立して、子供が生まれ、沢山の素敵な出会いが与えられて、私達の想像を超えた恵みの大きい6年間でした。
3年程関わっている教会建築が完成し、1年半前に引き渡した「久島の家」がコンクールで最優秀賞を頂いたこの時に「雲仙観光ホテル」に泊まれるのは感慨深いものがあります。
「美しく、長い間愛され続ける建築を作りたい」今もこの想いは変わっていません。未来に期待して、またここからスタートです。
美しい佇まいの雲仙観光ホテル