2011年12月17日土曜日

木を切る



真剣です


木を切りに行きました。
ピリピリと緊張した空気感の中

ガガガガーーーー(電気のこぎりの音)
コン コン コン  (抜きを打つ音)
オーィ        (倒れるぞーの合図の声)
ギギギギギギィーー(木の倒れる音)
ドォスゥン      (木が倒れた音)

この繰り返しで木が倒されていく
木こりさんは木と木の間に見事に木を倒していく。
思わず惚れ惚れと見とれてしまう。

木こりさんの仕事は年に事故で何人かは亡くなっているそうです。
命がけの仕事です。

私にとって
一生のうちに木を切る瞬間に立ち会えたというのは
鯨に遭遇するのに似ているような
氷河の崩れる瞬間に立ち会うような
そんな大きな時間や生命とのつながりを感じさせるものに似ている気がしました。

そしてその木が一年の時を経て、家へとつながっていきます。
私が今座っているこの床の木も こんな風にどこかでスゥーと天に向かって生えていた木なんだと また改めて気づかされる思いです。